「日本の活路はテックx田舎にあり」って記事を書いたんだけど、もちろんテックx田舎の先進事例なんてまだないし、だからこそ今はブルー・オーシャンだと思うんだけど、とはいえ、2つほど妄想していることを書いてみると・・・。
FabLabを中心にした集落
いわゆるMAKERS―21世紀の産業革命が始まるの世界。家具から電子機器までほとんどのモノを自作したり、もしくは修理、リサイクルする時代になる、という未来予測は方向性としては間違っていないと思う。村の真ん中に電子工作室ができて、村の人たちがそこで漁業や農業に必要な道具なんかも自作、修理、改良したりするようになるんだと思う。
インドでは無線LANがないので、そのアンテナをFablabで作って、それが普及し始めたって話だし、アフリカでは太陽光発電と土の中のガラスの素材を使ってモノを作れる3Dプリンターなんかも開発されている。
Markus Kayser - Solar Sinter Project from Markus Kayser on Vimeo.
課題があるからソリューションが生まれる。課題とソリューションが世界中に知られれば、世界から情報とアイデアが寄せられるようになる。なのでこれからの街づくりって課題が1つの街の特色になるんじゃないかって思う。
無人電気自動車をみんなでシェアする無事故交通システム
だれもマイカーを持たないで、村民全員で何台かの電気自動車を共有する。呼び出すのはスマートフォンを使う。基本、乗合自動車で、最も効率のいいルートを計算して乗客をピックアップする。センサーをアチラコチラに搭載しているので、もちろん交通事故は発生しない。自分で運転できなくなった高齢者にも優しい仕組みだ。
道路交通法の問題もあるので、都市部でこうしたシステムが採用されるのは随分先になるだろうけど、島の道路のほとんどが私道、というような離島なら実験的に採用することも可能。もちろんコストパフォマンスがよくなってからの話だけど。
まあ、今はこうした妄想できるようなクリエイティブな人たちを集めるのが大事なフェーズだと思います。