携帯電話は史上最高に普及しつつある家電製品であり、一種のインフラである。これを超える家電製品は今後しばらく出てきそうにない。そんな中、スマートフォンの売上台数の約半分のシェアを持つのがApple。この史上最大のインフラを使って、今後いろいろな業界に破壊的なイノベーションを起こしていくことだろう。

そのAppleが今、大きな戦略転換に乗り出している。コンピューターメーカーだという我々の認識を裏切ってAppleが音楽配信のインフラになり、携帯電話メーカーになったように、今日の「Appleはデバイスメーカー」という我々の認識を覆すような戦略変更になるかもしれない。いやなる可能性が高い。

Appleが取得した特許や、雇用した専門家の顔ぶれを見て、その戦略転換の先を読み、次にくるイノベーションの波に備える。それが今、大事なことだ。巨人の行く先を無自覚に歩いていれば、いずれ踏み潰される。やるべきことは、巨人の肩に乗るか、巨人が進まない方向にある肥えた土地に今から種を植えることだ。

半歩先を読む少人数制勉強会TheWave湯川塾では21期のテーマを「激変するApple戦略の先を読め!医療、自動車、etc・・のビジネスチャンス」と題し、次に大きな変化が期待される領域のビジネスチャンスを探ります。「医療」「自動車」「ネット」というように業界を分けて考えないのは、業界が融合する部分にこそビジネスチャンスがあると思うからです。「ITx医療」「ITx自動車」と領域を自ら定義したところは、既に深く考察されていて、業界のしがらみもあって、チャンスはそれほど大きくないと思います。まだだれも定義していない領域を探ることこそが重要なのだと思います。


【開催日時・講師】

5/12(月)午後7時30分〜9時30分
林信行氏
5/19(月)午後7時30分〜9時30分
高山正寛氏
5/26(月)午後7時30分〜9時30分
大川耕平氏
6/2(月)午後7時30分〜9時30分
今井 武氏
6/9(月)午後7時30分〜9時30分
湯川鶴章
6/16(月)午後7時30分〜9時30分
湯川鶴章


【オンライン受講について】
東京近郊在住者でなくても受講できるように、テレビ会議システムを使ってリアルタイムでのオンライン受講の体制を取りたいと考えています。 ただしネット回線の混雑状況など主催者側で制御できない問題もありますので、快適な受講環境を保証するものではありません。その旨ご了承の上、お申し込み頂けましたら幸いです。受信障害が発生したときのために、記録用音声データを復習用にお渡しする準備はしています。

【受講料】
15万円(税別)
個人として参加される場合は、3回、5回、15回の分割払いも可能です。ご相談ください。

【定員】
15名

【対象者:以下のような方を念頭にカリキュラムを組みました】
・企業経営者
・経営企画担当者


【TheWave湯川塾運営方針】
・常に時代の半歩先のテーマを取り上げる
 ソーシャルメディア、Facebook、評価経済社会、LINE、WeChat、Makers革命など、どこよりも早く旬なテーマを先取りしてきました。
・最高の講師陣を迎える
 それぞれの業界のトップレベルの講師をこれまでお迎えしてきました。テーマが最先端過ぎて、講師の方々も情報交換する相手、議論する相手が不足しているのでしょうか、有名な講師でも喜んでご参加いただけるようです。
・レベルの高い塾生を集める
 比較的高額の受講料がフィルターになり、豊富な知識と熱意のある方が塾生として集まる形になっています。また毎期OB枠を設け、塾生OBの中から該当テーマに詳しいOBの参加を呼びかけています。
・議論こそがメインディッシュ
 15人の少人数制を取っているのは、議論こそが重要だと考えているからです。実は毎回テーマが最先端過ぎて、講師でさえすべての答えを持っているわけではないんです。答えは、講義の中ではなく議論の中で見つかることが多いようです。講師によっては講義を一切行わず、2時間すべてを質疑応答と議論にあてることもあります。また講義のあとは毎回、懇親会を行い、そこでも議論が行われます。懇親会は自由参加ですが、お酒が入ることでより本音ベースの議論が行われることもあるようです。懇親会へのできる限りの参加をお勧めします。
・「コンテンツ」より「エネルギー」
 情報は、インターネットを通じて無料で手に入るようになりました。こうした時代において、情報やコンテンツよりも価値を生むのが前向きなエネルギーだと思います。講師や塾生仲間の前向きでポジティブなエネルギーと交わることで、自分もより元気になれるのだと思います。元気は元気を増幅させます。そうしたエネルギー増幅の場を目指します。
・「TechWave塾」を「TheWave塾」に名称変更したのは、わたし自身がブログメディア「TechWave.jp」の運営から離れたのと、「Tech」という言葉が時代に合わなくなってきたと考えているからです。ここ15年ぐらいはインターネットの普及を背景にTechが時代変化の推進力になってきたのですが、ネットが社会インフラとして定着した今後は、Techをベースにしながらも、その上での個人のクリエイティビティが時代変化の推進力になるのだろうと考えています。ですので「TechWave」から「Tech」を外し「TheWave塾」とすることにしました。


【湯川鶴章・略歴】
 作家。学習コミュニティTheWave代表、TheWave湯川塾・塾長。株式会社あしたラボラトリー・チーフストラテジスト 
1958年和歌山県生まれ。大阪の高校を卒業後、渡米。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立、ブログメディアTechWaveを創業。2013年から、編集長を降り、新しい領域に挑戦中。
 著書に「未来予測 ―ITの次に見える未来、価値観の激変と直感への回帰」(2013)、「次世代マーケティングプラットフォーム」(2008年)、「爆発するソーシャルメディア」(2007年)、「ウェブを進化させる人たち」(2007年)、「ブログがジャーナリズムを変える」(2006年)。共著に「次世代広告テクノロジー」(2007年)、「ネットは新聞を殺すのか」(2003年)、「サイバージャーナリズム論」(2007年)、「閉塞感のある君へ。こっちへおいでよ。」(2013年)などがある。


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