09) シリコンバレーの有力ベンチャーキャピタルのKleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)のJohn Doerr氏は、「今、ITの第3の時代の幕開けだ」と指摘しています。第1の時代は、半導体やパソコンが登場した1980年代から90年代半ばまで。第2の時代は、インターネットの商業利用が広がった1990年代の半ばから2010年まで。そしてソーシャルという第3の時代の幕開けで、既存の業界の秩序を崩すようなソーシャルベンチャーが登場し、急成長を遂げることになるだろうと同氏は考えているようです。



 この時期に何を考え、どう行動するかで、今後の10年が変わってくるのだと思います。



 そこでTechWaveでは、ビジネスモデルを議論するマネジメント層向け少人数勉強会「TechWave塾」と、開発者向けのカジュアルなサークル「TechWaveソーシャルアプリ部」を開設し、テクノロジー企業の経営層と開発者の両方を支援しようと考えています。また日本のスタートアップが世界に羽ばたくのを支援するため、英語によるプレゼン大会を1月24日に開催するほか、春以降には「TechWaveと行くシリコンバレーツアー」も企画しています。



 さて今回はその中でも第4期TechWave塾のお知らせです。
 第3期は「ブログ、ツイート一切禁止、8時間ソーシャルウェブ激論会」と銘打って開催しました。mixi副社長の原田明典さん、Facebook日本代表の児玉太郎さん、多摩大学の公文俊平先生という日本の最高峰のソーシャルのビジョナリーを講師に迎え、ソーシャルウェブの今後についてのビジョンを確認しました。



 第4期では、この第3期の中で明らかになった近未来ビジョンをベースに、受講者それぞれに、それぞれの企業における具体的な戦略を考えていただきます。そしてそれをソーシャルインフラ運営者やベンチャーキャピタリストに提案しフィードバックを得るとともに、参加者みんなで議論していくという会にしたいと考えています。講師は現在調整中ですが、前回同様のビッグゲストにお声がけしているところです。また今回はアジアにおけるソーシャルの最前線に詳しい方にも来ていただくことにもなりました。



 第4期TechWave塾の具体的な受講生募集要項は、こちらのページからどうぞ。



 また来年から大阪でもTechWave塾を開催することになりました。ネット上には出ることのない「生の情報」を関西の起業家、企業の企画戦略部門の方にお届けし、関西から世界に飛び出すベンチャーを支援したいと考えています。



 TechWave塾 in Osakaの具体的な受講生募集要項は、こちらのページからどうぞ。