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スマートフォンで撮った写真や動画を、遠く離れて住む親のテレビを通じて非常に簡単に共有できるデバイス「まごチャンネル」の先行予約受け付けが、クラウドファンディング「Makuake」上で始まった。ポイントは「非常に簡単に」というところ。インターネットやスマートフォンに不慣れな祖父母世代でも、お茶の間のテレビに「まごチャンネル」のセットトップボックスをつなぐだけで、子供夫婦や孫の写真、動画を受信してテレビの大画面で楽しむことができる。Apple日本法人の元社員が開発しただけあって、Apple製品同様にオシャレでシンプルな製品に仕上がっている。

発表によると、「まごチャンネル」のセットトップボックスにはSIMが搭載されているので、wi-fiルーターの設置や無線LANの設定は不要。祖父母世代でもセットトップボックスを簡単にテレビに接続できる。操作も、普段使っているテレビのリモコンを使って行うので、まったくのストレスフリー。セットトップボックスは白い家の形状をしており、新しい写真や動画を受信すると窓の明かりが灯って通知するようになっている。開発した株式会社チカクの梶原健司社長は元Apple社員。「徹底的にシンプルな製品を目指しました」と話している。

気になるのはそのコストだが、本体価格は12,800円(注:早割特別価格、早くも売り切れ。今は100台限定のMakuake特別価格、14,800円。一般価格は19,800円)からで、通信料は月980円。祖父母が利用すれば子供世代のスマホに通知が自動的に送られる。見守りサービスの役割を果たすことも考えれば、リーズナブルな価格と言えるだろう。
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【蛇足オレはこう思う】
もう何年か前に、電子フォトフレームというものを、離れて住む母に買い与えたことがある。最初はすごく喜んでいたんだけど、昔気質の人間なんで「電気をつけっぱなしするのがもったいない」という理由で、しばらくすると電子フォトフレームの電源が切られてあった。なので、写真を送っても、電話で「送ったよ」って連絡しないと見てもらえなかった。そしていつの間にか、まったく使われなくなっていた。

それと動画も送れなかった。iPhoneはiCloudで写真を共有できたけど、動画は共有できなかった。

「動画で見たいねん」。母親はよくそう言ってた。「動画で孫を見れたら、ほんまにうれしいねんけどな」。

ストレスなく動画を送れて、すぐにテレビで動画を簡単に見てもらえることができる。祖父母世代にとってスマホではなく、テレビがメインデバイス。ようやく完璧な製品が登場したように思う。

実は友人の会社なんだけど、友人ということを差し引いても本当にいい製品に仕上がっていると思う。IT業界には、目新しさばかりを追う風潮があるけど、インターネットの影響がアーリーアダプターを超えて一般に広がっているのだから、目新しさよりも今ある技術をどれだけシンプルにオシャレに使い勝手よく提供するのか、ということが重要なんだと思う。そういう意味では、Appleで長年鍛えられただけあって、徹底的に細部にまでこだわった製品になっている。

Appleの製品同様、スペックを読んだだけではその真価は分からない。ぜひ上の動画を見て、登場する人たちの表情を見ることで、この製品の可能性を感じてもらいたいと思う。