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定員に達しましたので、募集を終了しました。

人工知能が大きく変える業界として連日ニュースを賑わしているは、医療、自動車、製造業の3分野。

しかし人工知能が勢力図を塗り替える可能性がある業界は、他にもまだまだ存在する。

例えば食事の写真を撮るだけで、かなりの精度でカロリー計算してくれるスマホアプリなども、もう間もなく現実のものとなる。米国のテック大手なども同様のスマホアプリを開発してきそうだが、人工知能を賢くするのはデータ。日本の食材データを多く持つ日本の企業のアプリのほうが、日本人には高い精度を実現できることだろう。当然、このアプリの開発に成功したところが、ダイエット産業全体に大きな影響力を持つことになる。

人工知能周辺の取材を続けていると、この手の話はごろごろころがっている。でもこのレベルの話であっても、業界の勢力図を塗り替えるのに十分なイノベーションだ。それほど人工知能は、産業界に大きな影響を与えようとしているわけだ。

人工知能のファーストウエーブ(第一の波)は、テクノロジードリブン(技術主導)。医療、自動車、製造業などで、文化の違いを超えて、技術で業界のデファクトスタンダードを取ろうという動きだ。シリコンバレーのテック大手は、軒並みこの領域に注力している。

人工知能のセカンドウエーブ(第2の波)は、カルチャードリブン(文化主導)。その国、地域の文化の影響を受けたデータを使って、人工知能が賢くなる領域だ。シリコンバレーのテック大手にとっては、細かすぎて対応したくない領域で、日本企業にとっては大きなチャンスだ。

人工知能ビジネスのキモは、データを集める仕組みを作ること。データが集まれば人工知能が賢くなり、製品、サービスの質が向上する。向上すれば、利用客が増え、データが増える。データが増えれば人工知能がさらに賢くなる。正のスパイラル。先手必勝だ。

人工知能のセカンドウエーブでは、日本やアジアのデータが集まる仕組みを最初に作ったところが勝つ。 

人工知能で今、どの程度のことができるのか。センサー、バッテリーの価格や精度は今、どの程度なのか。こうしたことが分かると、いつ、どの領域に人工知能を利用できるのかが分かるようになる。後は、アイデア勝負。

今はまさに、人工知能セカンドウエーブに向けてアイデアをひねるときだ。

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2歩先の未来を作る少人数制勉強会TheWave湯川塾では36期のテーマを「人工知能セカンドウェーブ 自動運転以外の可能性を探る」と題して開講することにしました。人工知能の技術を持つ少数のベンチャー企業に、一般企業が殺到し、いろいろなプロジェクトを持ちかけ始めました。自動車、医療、製造業といったファーストウエーブ以外の領域で、どのようなことが可能なのか。人工知能で、どの業界がどのように変化する可能性があるのか。人工知能ベンチャーに寄せられているプロジェクト案を基に議論し、2歩先の未来を読もうと思います。今回の湯川塾は、コンフィデンシャルな情報が多数飛び出すことが予想されます。議論は完全オフレコを条件に行いたいと思います。
 




【開催日時と講師】(講師や会場の都合で変更になる可能性があります。ご注意ください) 


・10/17(月)19:30~21:30 懇親会21:30~23:00
シバタアキラ氏
・10/24(月)19:30~21:30 懇親会21:30~23:00
池野文昭氏
・11/1(火)19:30~21:30 懇親会21:30~23:00
春田真氏
・11/7(月)19:30~21:30 懇親会21:30~23:00
渡辺一矢氏
・11/14(月)19:30~21:30 懇親会21:30~23:00
緒方賢太郎氏
・11/21(月)19:30~21:30 懇親会21:30~23:00
湯川鶴章
 
講義は2時間。うち1時間で講師にお話をいただき、残りの1時間で議論します。また終了後、場所を変えて懇親会を開催します。カジュアルな雰囲気の中でさらに議論が深まり、さらなるオフレコ情報が飛び出すことがあります。懇親会は基本的に自由参加ですが、こうした理由から積極的なご参加を強くお勧めします。 



【会場】
外苑前のミスルトウ・ベース・キャンプのセミナー会場をお借りして行います。





【講師について】



シバラアキラ氏
シバタアキラ氏
「レンジでチンする機械学習」と呼ばれるほど、素人でも簡単に機械学習の予測モデルを作成できるサービスの日本代表。詳しくは、人工知能が万人のものに?米新興企業データロボットがヤバイらしい件をご覧ください。

 


池野文昭氏

池野文昭氏
 
米スタンフォード大学の池野文昭先生は、医療界のブレークスルーはAIだと考えておられます。スタンフォード大学はシリコンバレーの中心に位置する大学。周辺には、ベンチャー企業がたくさん存在します。医療やヘルスケア領域でシリコンバレーは今、どう動こうとしているのかをお聞きしたうえで、日本の文化の中ではどのような製品やサービスに可能性があるのか、を議論してみたいと思います。




春田真氏

春田真氏

DeNAの元会長。今は、幾つかのスタートアップの経営に参画されています。中でも医師を集めた遠隔医療の試みや、関西の人工知能研究者を集めたスタートアップは、おもしろそうです。今回は同氏がCEOを務める人工知能スタートアップ「エクサインテリジェンス」の現状について、議論させてもらおうと思っています。



渡辺一矢氏

渡辺一矢氏
注目の人工知能ベンチャーLeapMindの取締役COO。簡単にお話を聞いてきたのですが、一般企業がこの会社の技術に殺到しているようです。幾つものプロジェクトが同時進行しているようですが、どれも業界の勢力図を塗り替えるようなイノベーションばかり。プロジェクトの内容を聞くだけで、近未来がどのように変化するのかが読めそうです。



緒方氏

緒方賢太郎氏
トランスコスモス上席常務執行役員。人工知能セカンドウェーブの最大の目玉はチャットボット。その国の文化の影響を大きく受けるからです。またチャットボットは今後、家電製品やロボットなどにも搭載されることになりそうで、非常に大きな市場が開けそうです。そのチャットボットの領域で日本で一番いい立ち位置にいるのが、トランスコスモス。コールセンター、チャットセンターには大量の対話データがあるからです。しかしチャットボットは、コールセンターを不要にする可能性もあります。自らの首を締めかねないにも関わらず、トランスコスモスは、ファーストムーバーアドバンテージを狙って果敢に動き出しています。
トランスコスモスが思い描くチャットボットの世界はどのようなものなのでしょうか。じっくり議論させていただきたいと思います。




【情報の取り扱いについて】
少人数のカジュアルな雰囲気のためオフレコ情報が多数飛び交います。ソーシャルメディアなど公の場での情報共有は基本的に禁止といたします。 









【オンライン受講について】
会場に来れない方のために、テレビ会議システムを使ってリアルタイムでのオンライン受講が可能な体制を取っています。受講メモも用意します。ただしネット回線の混雑などの理由で、快適な受講環境を提供できない場合があります。急な出張が入った場合や、地方からどうしても参加したいという方のために体制だけは整えましたが、湯川塾の醍醐味は、最先端の講師と膝を突き合わせて議論するところにあります。なるべくリアルに参加されることをおすすめします。 






【受講料】
法人枠 20万円(税別)
お一人さまのみの参加となりますが、その方が出席できない回については、同じ会社の別の方の代理出席が可能です。領収書の宛先が法人の場合は、法人枠となります。ご了承ください。


個人枠 15万円(税別)
個人として参加される場合は、3回、5回の分割払いも可能です。ご相談ください。 


この比較的高額な受講料と、主に口コミによる塾生募集の両方が適切なフィルターとして機能し、尖った受講生が集まる傾向にあります。豪華な講師陣という魅力に加え、塾生同士の横のつながりも湯川塾の大きな魅力の一つとなっています。これまでに300人以上の卒業生を輩出しており、テクノロジーに関心のあるビジネスパーソンのコミュニティーが形成されています。







【定員】
10名 







【対象者:以下のような方を念頭にカリキュラムを組みました】
 
・企業経営者
・経営企画担当者
・起業志望者
・投資家 
 


テクノロジーに関する事前知識がない方でも議論に参加していただけるよう、ITジャーナリストの湯川鶴章がやさしく解説しながら講義を進めていきます。そこが、ITジャーナリストが主催する勉強会の強みだと考えています。 







【湯川塾が人気の理由】
 湯川塾はもう5年以上続いています。ここまで継続できている理由を聞かれることがあります。理由は幾つかあると思いますが、最も大きな理由は、テーマ選びだと思っています。まだ世間一般に認知されていないものの、これから話題になりそうなテーマを先取りしています。まだ広く認知されていないテーマなので、数十人のセミナーだと集客できないテーマかもしれません。10人集まれば満員の少人数制勉強会だからこそ、尖ったテーマで成立するのだと思います。

また尖ったテーマなので尖った塾生が集まります。講師にとっても最高の議論の場になるようで、講師の中には引き続き他の講師の回にも参加を希望される方がいらっしゃいます。30期「ソーシャルロボット」でも、4人の講師のうち3人が自分の回以降の回への参加を希望されました。 「ソーシャルロボット」を手掛けるトップランナー3人が議論に参加するわけですので、非常に濃い議論の場になりました。日本で最も最先端の熱い議論になったのではないかと思います。

またアットホームな雰囲気も湯川塾の特徴です。雰囲気作りには気を配っていて、事務局に明るく前向きなメンバーを集めています。塾生からは「塾の日が楽しみ。元気になれる」という感想をいただいています。
塾の様子はFacebookページで報告しています。ぜひTheWaveのFacebookページをご覧ください。






【湯川塾・過去のテーマ】
湯川塾が過去にどのようなテーマを取り上げてきたかは、以下のリンク先でご確認いただけます。



【申し込み】

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