米国在住の友人から、独立祝いにということで送ってもらったiPad。めちゃくちゃ気に入っているんだが、外出時には持ち歩かなくなった。



 外出時の主なガジェットは、電池パックつきiPhone、Pocket Wi-fi、Mac Book Air、それにガラケー。これにiPadが加わったわけで、iPadはバックパックに入れて背中に背負ったんだけど、やはり少々重い。



 もう少し使うのかなと思ったけど、それほど使わない。電車の中ではやはりiPhone。ちょっとした時間のすきはiPhoneをポケットから出すほうが、iPadをバックから出すよりやはり簡単だからだ。



 反対にカフェとかで机に座ってじっくりと仕事をするんだったらMac Book Airを使う。なので僕にとって外出時のiPadって中途半端な存在になっている。


 僕にとってのiPadのメリット、デメリットを整理してみよう。



メリット



・電池が長持ち。

iPhoneやAirの電池の減りの速さに慣れてしまうと、iPadの電池は減る気配さえ感じないぐらい長持ち。ノマドワーカーにとって外出時の電源確保って悩みのタネだけど、iPadはまったく心配なし。電源の心配をしなくていいことだけで、かなりストレスを軽減してくれる。



・画面の一覧性

やはり大きな画面はいい!気がつくとiPhoneでは知っているサイトしかアクセスしないようになっている。ブログなんかはどこが本文かはっきり分かるし本文しか読まないのでまだいいんだけど、初めてアクセスするECサイトなんか、どこに何があるのかまったく分からない。画面の隅から隅までピンチしズームしって繰り返していたら、もう嫌になる!

その点、iPadは初めてのサイトでもストレスなく使用できるので、いい。



・アプリはブラウザより使いやすい

アプリは特定の情報を扱うために作られたものだから、当然ながら汎用性のあるブラウザよりも使いやすい。これはiPhoneでも同じ。YouTubeにしろGoogle Readerにしろ、Mac Book Airのブラウザで見るより、iPhone、iPadの専用アプリで見たほうが全然いい。自宅では、YouTubeとRSSリーダーはiPadを使うようになっている。



デメリット



・長時間持つには重い。

実際にはそんなに重くは感じないんだけど、読書などで長時間持っていると少々重く感じる



・目が疲れる

画面がすごくきれいなのはいいんだけど、長時間読書すると目が疲れてくる。読書にはこんなきれいな画面は不要。



・Flash非対応

実際にはFlash以外で作られている動画も意外なくらいに多い。でも自分にとって不可欠のページがFlashで作られていると、結構ツライ。僕の場合、ブログのウェブ解析のページがFlashで作られていて、iPadで見ることができない。これが大きなマイナス。

Flash以外の動画の比率が何%に増えたであるとか、Flash搭載ページはウェブ全体の何%であるとか、正直どうでもいい。自分にとって大事なページがFlashで作られていて、iPadで完全に表示されないのであれば、これは非常に痛い。



 ということでパソコンとiPhoneを持ち歩く人にとっては、iPadは外出時には少々中途半端な立ち位置にはなるのだけれど、自宅で使う分にはいいと思う。僕も自宅でちょっとした調べ物やメールにはiPhoneを使うことが多かったけれど、iPadを入手してからはiPadを使うことが圧倒的に多くなった。



 iPhone向けアプリを拡大してiPadで使うのはあまり使い勝手がよくないんだけど、今後iPad向けアプリも次々登場してくるだろうから、そうなれば自宅ではiPadが主役になるんじゃないかなと思う。



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