Appleは、来週にもリリースが予定されているiPhone、iPod touch向け基本ソフト改訂版iOS4.1で、ソーシャルゲームサービスGame Centerをオープンすると発表した。モバゲータウン、Greeといった日本勢が得意とするモバイルソーシャルゲームの領域に、Appleが本格参入することになる。



 Appleの日本語のウェブサイト上にもGame Centerのページが出来ているので詳細情報はそちらを見ていただくとして、簡単に機能を説明すると、Game Centerにサインインすることで、友人と対戦したり、得点ランキングで順位を競いあったりできる。また世界中のユーザーの中から対戦相手を見つけることができるようだ。


 1日の発表イベントで講演したスティーブ・ジョブズ氏によると、iPod touchは世界でナンバーワンのハンドヘルド・ポータブル・ゲーム・デバイスだという。ソニーと任天堂のポータブルゲーム機の販売台数を合わせた数よりiPod touchの販売台数が多いのだという。



 iPod touchだけじゃなく、iPhoneやiPadを含むiOS搭載デバイスって世界中に1億2000万台あるそうだから、サードパーティのゲーム開発者にとってみれば、ソニーや任天堂向けにゲームを開発するよりもiOS向けに開発するほうがいいということになるのだろうか。



 それにiOS搭載デバイスって、ハード、ソフトの両面でどんどん進化し続けているし、開発者の意欲をかき立てるという側面もあるような気がする。



 モバゲータウンやグリーって、AppleのGame Centerとどうからんでいくのだろう。今後機会があれば、関係者に聞いてみたい。