Apple関連の有力情報ブログメディアの米Apple Insiderは、現在市販されている9.7インチのiPadより少し小さめの7インチiPadが遅くとも2011年1-3月期中に発売になるという情報を入手したと伝えている。過去にも正確な情報を提供した人物からの情報としており、前面カメラ付きでテレビ通話機能FaceTimeが可能な小型iPadが、最終テスト段階に入っているという。



 7インチiPadのうわさは過去にあった。(関連記事:iPad早くも45万台突破、来年には小型iPad発売?【湯川】 : TechWave



 AppleはさらにiPadを進化させようとしているらしく、DigiTimesによると、5インチから7インチという小型のiPadも準備しているという。DigiTimesが部品メーカーからの情報を総合したところによると、現行のiPadよりも持ち運びに便利で、テキスト入力よりもウェブサーフィンや電子書籍端末としての用途を重視したデバイスになるもよう。発売は2011年の第1四半期になる見通しという。




 通常Appleは既に市販されている製品の価値を下げないために同じ製品のバージョンアップは年に1度に限定している。もし発売1年未満で新iPadを発売するとすれば極めて異例となる。
 ただApple Insiderによると、AppleはFaceTimeの技術をサードパーティにもいずれ公開することを約束しており、まずはFaceTime搭載の自社製品のラインアップの拡充を急いでいる可能性があるという。



蛇足:オレはこう思う



 いやだなあ。マスキンとのプチ論争で、僕は7インチデバイスは大きな市場を形成しないって予測しているのに、なんだか7インチのデバイスがAppleから登場しそうじゃん。Appleから出せば、それなりというか、かなり売れるんだろうなあ。“7インチ”は一大市場を作るか? サムソン発ティーザー動画と写真で考える【@maskin】 : TechWaveという記事の中で行った読者アンケートでも「一大市場を作る」と答えた人のほうが多かったし・・・。やっぱりマスキンに負けちゃうのかなあ、トホホ。



 でも気を取りなおして。



 7インチiPadの発売を急ぐ理由がFaceTimeの普及にある、というのがApple Insiderの読みだけど、そうだとしたらスゴイ話。Apple Insiderによると、AppleがFaceTimeのAPIを公開するのを待っているアプリ開発者が増えてきているらしい。最初はskypeがあるし、新しいテレビ電話の技術って今さらどうよ、って感じだったらしいのに。



 やはり消費者の圧倒的支持を得ているメーカーの勝ちということか。skypeはこれだけ長くやっててもパワーユーザー以外への普及はなかなか進んでいない。でもAppleだとIT音痴を自称するような人にまで普及させることができそうだもんなあ。



 テレビ電話機能ってskypeで決まりって思ってたけど、Appleがそこまで力を入れてくるのなら、ちょっとskypeやばくなってきたんじゃないだろうか。



蛇足:僕はこう思ったッス

|_・)ソー



子連れオオカミ状態のスタッフライター1号機でございます。乳児の子育中、iPhoneの片手操作の不便さにムカつきながら、湯川さんの記事後悔ラッシュに追従できないことにヤキモキしながらなんとも切ない日々を送っております。


 さて6~7インチデバイス論争については、カジュアルコンピューティング時代の到来ということで、「よっしゃー湯川さんに勝った!」と一人祝杯をあげさせていただきましたが、それはともかく、FaceTimeが鍵になるというのは疑問符が浮かびます。



 というのは、日本人はビデオ会議は苦手だと思うからです。テレカンファレンスなどが常識の欧米ではともかく、日本ではビデオ会議はおろか、テレカンすら「やっぱ受話器じゃないと」とか「対面でないと伝わらない」などと敬遠されるのが現実です。慣習の違いもあるでしょうが、この15年 ビジネス面でテレカン&ビデオ会議普及&啓蒙運動をしてきた結果から、「ビデオ会議の普及は当面は無理」と思っています。



 ただ、Appleもビデオ会議技術の実力は十分に実用レベルにあり、個人的には愛用しています。海外の人とのコミュニケーションには重宝するし、単身赴任家庭や田舎のおばあちゃんと使うという話は時々聞きます。もしかするとビジネス面ではなく、別の用途、もしかしてMSやソニーのように「ゲーム」でカメラを活用しようとしているのでしょうか。