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 米Business Insiderは、Appleの音楽SNS「ping」に対する協力関係をめぐり、AppleとFacebookが1年半にわたり交渉を続けたが今だに合意に達していないと報じた。



 それによるとAppleは、Facebookの中のユーザーの人間関係を通じて音楽を推薦、購入する仕組みの構築を考案し、Facebookに持ちかけたが条件面での交渉が難航したもよう。Appleのスティーブ・ジョブズ氏がWall Street Journalに語ったところによると、Facebookが「やっかいな条件を突きつけた」のだという。



 Appleはその後、Facebookが一般に公開しているFacebookConnet機能を使って勝手にFacebookのデータを利用としたが、FacebookがAppleからのアクセスをブロックしたという。



 Business Insiderによると、Facebookは小さなベンチャー企業とは何の問題もなく協業するが、大手と組む場合は非常に厳しい交渉するとしている。


蛇足:オレはこう思う

Google、Apple、Facebookは対立する運命にある。(関連記事:Facebookがケータイを開発しなければならない理由【湯川】



 GoogleとAppleは今後の成長領域であるモバイルを押さえ、Facebookはもう1つの今後の成長領域であるソーシャルグラフを押さえている。



 そしてモバイル領域とソーシャルグラフの領域が、融合しようとしているわけだ。



 これから三つ巴の戦いが本格化していくのだと思う。