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 社会に何らかの価値を提供することを目的に結成されたはずなのに、組織の存続が最優先課題になっている企業、役所、公的機関、報道機関・・・。組織存続を最終目標にすることで、社会が損失を受ける場合がある。



 競争力を失った商品でも「役所には売れるはず。彼らはコスト感覚がないから」とうそぶく営業マン。それが税金の無駄遣いになり、社会に対する損失になることに気づかないのだろうか。



 定年を65歳に延長すれば確かに高齢社員とその家族の生活を守ることになる。美徳だ。しかし右肩上がりの経済成長が終わった今、高齢社員を守ることで若者の採用が抑えられることになりはしないだろうか。その結果、組織が硬直化し、国際競争力を失うことになりはしないだろうか。



 組織を守る、社員を守る、という美徳を含むだけに、難しい問題だ。そして結局は既得権者、権力を持つ者が自分たちに都合のいいように組織や社会を動かしていく。恐らくこのままでは日本はこの先10年、20年、30年と経済が停滞したままだろう。



 その結果、若者や社会的弱者の間に閉塞感が漂うようになる。



 わたしも大きな企業に勤めていたときには、その閉塞感の中にいた。同僚との酒席はできるだけ避けるようにしていた。必ず愚痴の言い合いになるからだ。



 独立してからは閉塞感を一切感じなくなった。周りの若い友人たちの間にも閉塞感は一切ない。みんな生き生きとした目で未来を見ようとしている。恐らくテクノロジー業界には希望があるからだろう。テクノロジーには閉塞感を打ち砕く可能性があるからだろう。



 「テクノロジーで社会の閉塞感を打ち砕り、社会を再生させたい」-。そう思うようになった。気がつけば同じように考える人が周りに集まるようになった。



 TechWaveを立ち上げてちょうど1年半。ここでTechWaveのミッションを明確にしたい。そしてミッションにそった組織の形にTechWaveを変えたいと思う。



 詳しくは上の「TechWaveについて」「メンバーとコミュニティ」「ビジネスモデル」などのタブのリンク先のページを見てもらいたいが、ポイントは次の通り。



・ミッションステートメントを掲げた目的志向型コミュニティメディアになる

:ミッションステートメントは「テクノロジーで閉塞感を打ち破れ」

:スタッフ主導ではなくコミュニティ主導の個人の集合体になる

・広告収入に頼らず、コミュニティの周辺に現れるニーズに、有償で対応するビジネスモデルを追求する

・ミッション達成後の組織の自然消滅こそを、究極の目標にする。

・「個の時代」より「共の時代」にふさわしいメディアの形を追求する



 ミッションステートメントを掲げ、組織形態を定義し直したことで、TechWaveはどんどんパワーアップしていくのだと思う。これからのTechWaveコミュニティにご期待ください。