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 米Facebookは、途上国などで利用されている2500機種のフィーチャーフォン向けにFacebookクライアントアプリ「Facebook for Feature Phones」を無料でリリースしたと発表した



 Facebookのモバイルサイトのニュースフィードの一番下に設置されたリンクからダウンロードできるという。日本のソフトバンクのフィーチャーフォンでFacebookのモバイルサイトにアクセスしたが、ダウンロードのリンクは見当たらなかった。



 世界のインターネット人口20億人のすべてにFacebookを利用してもらうという目標のためには、スマートフォンが主流でない地域や層へのリーチは必須。今回のリリースに当たり、インド、バングラデシュ、ロシア、エジプト、マレーシア、フィリピン、ブラジル、パキスタン、トルコなどの国の通信キャリア20社と提携、90日間はデータ通信料が無料のキャンペーンを展開するという。


 スマートフォン向けアプリやFacebookモバイルサイトに比べ通信パケット量が少なくてすむように工夫されているのが特徴。スマートフォン向けアプリほどの機能は搭載されていないが、携帯電話上の電話帳のリストを使ってFacebook上で友人を検索したり、アプリから写真を撮影してアップロードできるようになっているという。



 このアプリはもともとFacebook for Feature Phonesという名称でイスラエルのSnaptu社がリリースしていたもので、Facebookは今年3月に同社を買収している。買収金額は明らかになっていないが、Facebookにとって過去最大の買収とみられている。



 Facebook関連情報専門のブログメディア米Inside Facebookによると、このアプリには既に77万人のデイリー・アクティブ・ユーザーが存在するという。





 

蛇足:オレはこう思う





 モバイルイノベーションの震源地は、次々と移動する。最初の震源地は、初期の携帯電話で圧倒的シェアを誇ったモトローラが本社を置く米イリノイ州だった。携帯電話のデジタル化が始まると、震源地は北欧(Nokia)に移り、ケータイを使ったネット利用では日本(ドコモ)に移動した。携帯電話の形状が差別化の要因になれば韓国(サムスン)になり、スマートフォン全盛時代の今はシリコンバレー(Apple、Google)がイノベーションの震源地になっている。



 今後は中国になり、インド、アフリカと震源地が移動していくと言われている。震源地がシリコンバレーを離れても、メジャープレーヤーであり続けるためにはこうした地域でのプレゼンスを高めなければならない。



 Facebookとしては、今後ともこの領域には力を入れていくものと思われる。