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 ハイテクデバイスが生活の一部になっているデジタル人間が海外に行って一番困るのは、ネット環境。ネット環境がなければ一気に10年前のアナログな生活を強いられてしまう。そんなわけにはいかないので、ネット環境をどう準備するのかは、出張するデジタル人間には非常に重要な問題。



 僕自身の体験談を話させてもらえれば、半年前の米国出張ではモバイルルーターをレンタルした。MiFi(ミフィ?マイファイ?何て発音するんだこれ)というやつで、使い放題なら1日約1500円くらいだった。



 そんなのレンタルしなくても、iPhoneでもAndroidスマートフォンでも、ケータイキャリアが海外ローミングプランを提供しているよって言われるかもしれないけど、1日2000円から3000円の料金ってちょっと納得いかない。高すぎないか。使い慣れたスマートフォンを海外でそのまま使えるのは確かに便利だけどさ。



 それにPCでネットも利用したい。そうなるとやはりモバイルルーターがいいかなっと思って、MiFiをレンタルした。スマートフォンもPCも、これ1つでネット環境がゲットできたのでまあまあ満足だった。



 今年2回目の米国出張から昨日帰国したばかりなんだけど、今回はテザリング機能付きのスマートフォンのレンタルというサービスを見つけたので、試してみた。この「スマートWi-Ho」というサービス、普段は1日1600円らしいんだけど、ちょうどキャンペーン中で1日1000円でレンタルできた。少しでも通信料を安くしたいのでありがたい。スマートフォンは、イーモバイルのPocket Wi-Fi Sと同じ機種。決して最先端の機種じゃないけど、メールやTwitter、Facebookのチェックには不便はなかった。通話も現地料金並みで、テザリングでPCも接続できるので結構重宝した。MiFiより断然よかった。



キャプチャ

 通信料をさらに低く抑えたいのなら、日頃から日本国内でSIMロックフリーのスマートフォンを使っていて、海外で現地のSIMをレンタルするという方法がある。それなら通信料をもっと低く抑えられるということで今回一緒に行ったオカッパ本田が試したんだけど、現地のAT&TやVerizonのショップを回ったんだけど、結局SIMをレンタルできなかった。本田のスマートフォンに合うSIMカードがなかったということらしいんだけど、店員はどこもSIMレンタルには積極的でなかったとか。まああんまり儲からないしね。



 SIMがレンタルできるのなら本田のやり方もいいんだけど、できないのなら意味がない。ということで、米国出張の一番のオススメはスマートフォンレンタルです。





現地では言語設定を英語にすべし





 日本でもAndroid端末を使っている人なら、使い勝手はほとんど同じだし、GoogleのIDを入力するだけでgmailも同期され、すぐに使い慣れたAndroid端末になってしまう。これは本当に便利。



 それといろいろ触って試してみたんだけど、言語設定は英語にしたほうが絶対にいい。現地でスマホで最も使う機能は地図だと思う。日本語設定のままだと、地図上のお店のデータなどが圧倒的に少ない。それに英語設定にすると、日本語バージョンにないような音声入力機能「Google Voice Action」が搭載される。これはホント超便利。アメリカのAndroidケータイってこんなに便利なんだって感じだ。ナビも、メールも、電話も、音楽再生も音声でコントロールできるのだから。詳しくは下の動画をご覧あれ。







P.S. ただアメリカの電波状況はほんとに悪い。ブチブチ切れる。うわさ通りだ。日本のキャリアってすばらしいと思う。ソフトバンクであっても。