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 米Googleは、iPad向けのGoogle検索アプリの新バージョンをリリースしたと発表した。キーワードを入力中にもかかわらずキーワードを予測して検索結果を表示する「インスタント・サーチ」機能や、検索結果のページとそこからジャンプしたページの間を横スライドで行き来できる「スライドイン・ペイン」機能、検索履歴のページのスナップショットイメージを横に並べてスワイプの動作で一気に閲覧できる「ビジュアル・ヒストリー」機能などが搭載された。



 デザインや使い勝手の話なので、文章で説明するより下の動画を見てもらうほうが分かりやすいと思う。









side by side

スライドイン・ペイン





visual sh

ビジュアル・ヒストリー


蛇足:オレはこう思う



 MacBookのSafariにも「スライドイン・ペイン機能」があって非常に使い心地がいい。個人的には、スライドイン・ペインが理由で、ChromeからSafariに乗り換えたくらい。



 「ビジュアル・ヒストリー」もSafariの「履歴」機能と似た感じ。



 いや別にGoogleがAppleを真似たというつもりはなく、一人のユーザーとして使い勝手のいいデザインが広がるのはいいことだと思うし、うれしい。



 さて気になるのは、GoogleがAndroidタブレットより先にiPad向けのアプリを進化させたこと。



 僕自身、Android端末を購入したのは、Googleサービスの進化に関しAndroid端末のほうがiOSデバイスより常に先行していると思ったから。Googleサービスの最先端を使いたくてAndroid端末を購入したわけだ。今回のようにiPadを先行すればAndroidタブレットが売れなくなるんじゃないだろうか。



 GoogleにとってはAndroid事業か検索事業かの選択だったんだろうなあ。タブレットはまだiPad一人勝ちの状態。Androidを優先することで、タブレット上の検索広告ビジネスを失うわけにはいかないということなのだろうと思う。