満員御礼。募集を締め切りました。
人工知能がいつどのように社会を大きく変化させるのか。その影響の大きさに関しては意見が分かれるものの、人工知能研究に人と金が集まっていることだけは紛れもない事実。人と金が集まれば、当然イノベーションは加速する。
自動走行車や、製造業に、まず大きな津波がくることは間違いない。「AIが勢力図を塗り替える業界とは」という記事に書いた通りだ。
そして次に人工知能が大きな津波となる領域は、バイオだ。まずは各種センサーの登場で、手軽に検査できるヘルスケアアプリなどが登場してくるだろう。ただ遺伝子検査は可能性が大きいものの、ブレークスルーを起こすにはまだしばらく時間がかかりそうだ。そしていったんブレークスルーが起これば、大手間の熾烈なシェア争いに発展することが予想される。
ブレークスルーの引き金となるのが、生物学の実験の自動化や、論文やデータの検索技術になるものとみられている。「バイオこそが21世紀の製造業プラットフォーム」という記事に書いた通りだ。このプラットフォームが完成すれば、バイオベンチャー百花繚乱時代の幕開けとなる。そして幾つかのバイオベンチャーは、社会を劇的に変化させていくことだろう。新素材が新しい産業を生み、動きの遅い企業は次々と淘汰されていく運命にある。
ご好評をいただいています少人数制勉強会TheWave湯川塾では28期のテーマを「AIが変えるバイオ・ヘルスケアビジネス」と題して、カリキュラムを組みました。いよいよ大きなブレークスルーが起ころうとするその直前に、ブレークスルー後の世界を見通してみたいと思います。講師が確定しましたので、正式告知を開始したいと思います。
講師の詳細は順次アップしていくつもりですが、まずは簡単にカリキュラムをお話したいと思います。
第1回は、わたし湯川鶴章が講義を担当します。これまで湯川塾では4期に渡りテーマを人工知能に絞り、日本を代表する研究者や経営者をお招きして議論してきました。その議論のエッセンスをジャーナリスト視線で、やさしく解説させていただきます。
第2回は、リクルートの加藤真吾氏に講師をお願いしました。リクルートは今、日本で最も人工知能に熱心な企業です。4月には人工知能研究所の開設を発表し、米国の世界的権威の研究者を5人もアドバイザーに迎えました。そのプロジェクトの中心人物の1人が加藤氏です。加藤氏にはビジネス寄りの視点で、人工知能関連テクノロジーの概要を話していただきたいと思っています。
第3回は、LPixel株式会社の島原佑基氏です。バイオ関連の画像解析が専門のベンチャー企業ですが、同氏のバイオビジネス全般を概観する視点は鋭く、どのような順番にブレークスルーが起こる可能性があるのかなどといったことを、一緒に議論したいと思っています。ブレークスルーの引き金となる生物学の実験の自動化も狙っている、国内屈指の有力バイオベンチャーです。
第4回は、株式会社ニューロスペースの小林孝徳氏です。同社は脳波と睡眠の関係を研究しています。個人的には、遺伝子検査よりも脳波関連のビジネスが先にブレークするのではないかと思っています。利用者が増えればデータが増え、データが増えればさらに利用者が増える。バイオの領域で、先手必勝の正のスパイラルを最初にわれわれに見せてくれるのが、脳波ではないかと思っています。データが集まり睡眠のなぞがより科学的に解明されるようになれば、うつ病などの疾患に加え、ダイエットやスポーツの領域にも影響を与えるかもしれません。ビッグビジネスに発展する可能性を秘めていると思います。
第5回は、プリファード・ネットワーク(PFN)の大野健太氏です。PFNは世界の最先端を走るスーパーエンジニア集団。これまでに何本か記事を書いてきました(関連記事「人工知能xIoTで第2のソニーを目指す東大発ベンチャー」)。そのPFNが、最初にイノベーションを起こそうとしている3つの領域の1つが、バイオです(関連記事「AIが勢力図を塗り替える業界とは」)。同社のバイオ関連プロジェクトに関しては、メディアなどで、ほとんど取り上げられていません。謎のベールに包まれている同社のバイオビジネスの全容を今回、大野氏に語っていただきたいと思っています。
第6回は、総括で、わたしが担当します。
ほかにはない着眼点で、ほかでは聞けない講師を集めました。21世紀のバイオイノベーションの概要をつかむには最適のカリキュラムだと自負しています、どこにイノベーションを阻害するボトルネックがあり、そのボトルネックがどのような時期にどのように解決される見通しなのかを、議論し理解したいと思います。
2歩先の未来が見えてきました。この大きな波に乗る準備はできていますでしょうか。
【開催日時予定】
7/1(水)19:30~ 湯川鶴章
7/6(月)19:30~ 加藤真吾氏
7/13(月)19:30~ 島原佑基氏
7/21(火)19:30~ 小林孝徳氏
7/27(月)19:30~ 大野健太氏
8/3(月)19:30~ 湯川鶴章
講義は2時間。うち1時間で講師にお話をいただき、残りの1時間で議論します。また終了後、場所を変えて懇親会を開催します。カジュアルな雰囲気の中でさらに議論が深まり、さらなるオフレコ情報が飛び出すことがあります。懇親会は基本的に自由参加ですが、こうした理由から積極的なご参加を強くお勧めします。
【情報の取り扱いについて】
少人数のカジュアルな雰囲気のためオフレコ情報が多数飛び交います。ソーシャルメディアなど公の場での情報共有は基本的に禁止といたします。
【場所】
渋谷のコワーキングスペースco-ba6階ライブラリー
【オンライン受講について】
東京近郊在住者でなくても受講できるように、テレビ会議システムを使ってリアルタイムでのオンライン受講の体制を取りたいと考えています。 ただしネット回線の混雑状況など主催者側で制御できない問題もありますので、快適な受講環境を保証するものではありません。その旨ご了承の上、お申し込み頂けましたら幸いです。受信障害が発生したときのために、記録用音声データを復習用にお渡しする準備はしています。
【受講料】
法人枠 20万円(税別)
お一人さまのみの参加となりますが、その方が出席できない回については、同じ会社の別の方の代理出席が可能です。領収書の宛先が法人の場合は、法人枠となります。ご了承ください。
個人枠 15万円(税別)
個人として参加される場合は、3回、5回の分割払いも可能です。ご相談ください。
【定員】
10名
【対象者:以下のような方を念頭にカリキュラムを組みました】
・企業経営者
・経営企画担当者
・起業志望者
・投資家
人工知能やバイオロジーに対する事前知識がない方でも議論に参加していただけるよう、ITジャーナリストの湯川鶴章がやさしく解説しながら講義を進めていきます。そこが、ITジャーナリストが主催する勉強会の強みだと考えています。
【関連情報】
人工知能がいつどのように社会を大きく変化させるのか。その影響の大きさに関しては意見が分かれるものの、人工知能研究に人と金が集まっていることだけは紛れもない事実。人と金が集まれば、当然イノベーションは加速する。
自動走行車や、製造業に、まず大きな津波がくることは間違いない。「AIが勢力図を塗り替える業界とは」という記事に書いた通りだ。
そして次に人工知能が大きな津波となる領域は、バイオだ。まずは各種センサーの登場で、手軽に検査できるヘルスケアアプリなどが登場してくるだろう。ただ遺伝子検査は可能性が大きいものの、ブレークスルーを起こすにはまだしばらく時間がかかりそうだ。そしていったんブレークスルーが起これば、大手間の熾烈なシェア争いに発展することが予想される。
ブレークスルーの引き金となるのが、生物学の実験の自動化や、論文やデータの検索技術になるものとみられている。「バイオこそが21世紀の製造業プラットフォーム」という記事に書いた通りだ。このプラットフォームが完成すれば、バイオベンチャー百花繚乱時代の幕開けとなる。そして幾つかのバイオベンチャーは、社会を劇的に変化させていくことだろう。新素材が新しい産業を生み、動きの遅い企業は次々と淘汰されていく運命にある。
ご好評をいただいています少人数制勉強会TheWave湯川塾では28期のテーマを「AIが変えるバイオ・ヘルスケアビジネス」と題して、カリキュラムを組みました。いよいよ大きなブレークスルーが起ころうとするその直前に、ブレークスルー後の世界を見通してみたいと思います。講師が確定しましたので、正式告知を開始したいと思います。
講師の詳細は順次アップしていくつもりですが、まずは簡単にカリキュラムをお話したいと思います。
第1回は、わたし湯川鶴章が講義を担当します。これまで湯川塾では4期に渡りテーマを人工知能に絞り、日本を代表する研究者や経営者をお招きして議論してきました。その議論のエッセンスをジャーナリスト視線で、やさしく解説させていただきます。
第2回は、リクルートの加藤真吾氏に講師をお願いしました。リクルートは今、日本で最も人工知能に熱心な企業です。4月には人工知能研究所の開設を発表し、米国の世界的権威の研究者を5人もアドバイザーに迎えました。そのプロジェクトの中心人物の1人が加藤氏です。加藤氏にはビジネス寄りの視点で、人工知能関連テクノロジーの概要を話していただきたいと思っています。
第3回は、LPixel株式会社の島原佑基氏です。バイオ関連の画像解析が専門のベンチャー企業ですが、同氏のバイオビジネス全般を概観する視点は鋭く、どのような順番にブレークスルーが起こる可能性があるのかなどといったことを、一緒に議論したいと思っています。ブレークスルーの引き金となる生物学の実験の自動化も狙っている、国内屈指の有力バイオベンチャーです。
第4回は、株式会社ニューロスペースの小林孝徳氏です。同社は脳波と睡眠の関係を研究しています。個人的には、遺伝子検査よりも脳波関連のビジネスが先にブレークするのではないかと思っています。利用者が増えればデータが増え、データが増えればさらに利用者が増える。バイオの領域で、先手必勝の正のスパイラルを最初にわれわれに見せてくれるのが、脳波ではないかと思っています。データが集まり睡眠のなぞがより科学的に解明されるようになれば、うつ病などの疾患に加え、ダイエットやスポーツの領域にも影響を与えるかもしれません。ビッグビジネスに発展する可能性を秘めていると思います。
第5回は、プリファード・ネットワーク(PFN)の大野健太氏です。PFNは世界の最先端を走るスーパーエンジニア集団。これまでに何本か記事を書いてきました(関連記事「人工知能xIoTで第2のソニーを目指す東大発ベンチャー」)。そのPFNが、最初にイノベーションを起こそうとしている3つの領域の1つが、バイオです(関連記事「AIが勢力図を塗り替える業界とは」)。同社のバイオ関連プロジェクトに関しては、メディアなどで、ほとんど取り上げられていません。謎のベールに包まれている同社のバイオビジネスの全容を今回、大野氏に語っていただきたいと思っています。
第6回は、総括で、わたしが担当します。
ほかにはない着眼点で、ほかでは聞けない講師を集めました。21世紀のバイオイノベーションの概要をつかむには最適のカリキュラムだと自負しています、どこにイノベーションを阻害するボトルネックがあり、そのボトルネックがどのような時期にどのように解決される見通しなのかを、議論し理解したいと思います。
2歩先の未来が見えてきました。この大きな波に乗る準備はできていますでしょうか。
【開催日時予定】
7/1(水)19:30~ 湯川鶴章
7/6(月)19:30~ 加藤真吾氏
7/13(月)19:30~ 島原佑基氏
7/21(火)19:30~ 小林孝徳氏
7/27(月)19:30~ 大野健太氏
8/3(月)19:30~ 湯川鶴章
講義は2時間。うち1時間で講師にお話をいただき、残りの1時間で議論します。また終了後、場所を変えて懇親会を開催します。カジュアルな雰囲気の中でさらに議論が深まり、さらなるオフレコ情報が飛び出すことがあります。懇親会は基本的に自由参加ですが、こうした理由から積極的なご参加を強くお勧めします。
【情報の取り扱いについて】
少人数のカジュアルな雰囲気のためオフレコ情報が多数飛び交います。ソーシャルメディアなど公の場での情報共有は基本的に禁止といたします。
【場所】
渋谷のコワーキングスペースco-ba6階ライブラリー
【オンライン受講について】
東京近郊在住者でなくても受講できるように、テレビ会議システムを使ってリアルタイムでのオンライン受講の体制を取りたいと考えています。 ただしネット回線の混雑状況など主催者側で制御できない問題もありますので、快適な受講環境を保証するものではありません。その旨ご了承の上、お申し込み頂けましたら幸いです。受信障害が発生したときのために、記録用音声データを復習用にお渡しする準備はしています。
【受講料】
法人枠 20万円(税別)
お一人さまのみの参加となりますが、その方が出席できない回については、同じ会社の別の方の代理出席が可能です。領収書の宛先が法人の場合は、法人枠となります。ご了承ください。
個人枠 15万円(税別)
個人として参加される場合は、3回、5回の分割払いも可能です。ご相談ください。
【定員】
10名
【対象者:以下のような方を念頭にカリキュラムを組みました】
・企業経営者
・経営企画担当者
・起業志望者
・投資家
人工知能やバイオロジーに対する事前知識がない方でも議論に参加していただけるよう、ITジャーナリストの湯川鶴章がやさしく解説しながら講義を進めていきます。そこが、ITジャーナリストが主催する勉強会の強みだと考えています。
【関連情報】